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朝の顔


あら、目が覚めたようだね君。

夜の闇をすっかり吸い尽くしてしまった、この球体が、君を揺り起こしたんだね。

ひそひそと…

朝靄煙る高原の、向こう側から届く音色は、髪吹く風かしら。

ひそひそと…

秋のさびしさを素直に飲もうか、
お砂糖なしの珈琲と少しの果物。

ひそひそと…

こころに人を避けて過ごすのは夜だけのもの。

やがて今日一日の夢と希望が球体に満ち、君は目を覚ます。

ひそひそと…

一人暮らしの君に編まれゆく毛糸と白き指先を見詰めているのは、秋の朝の、この球体だけで、風鈴は思い出したる時に鳴るらし。


さて、

今朝からの蛙の声も、この球体に閉じ込め、後でゆっくり聞き止めようか。



おしまい
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| L商品紹介・硝子 | 20:21 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
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